大阪万博1970のキャラクターって、誰だったか覚えていますか？
実は、今のような公式マスコットはいなかったんです。
けれども、太陽の塔をはじめとしたアートやデザイン、当時のグッズに散りばめられたキャラ風の存在たちが、強烈な印象を残しているんですよね。
この記事では、大阪万博1970におけるキャラクターの存在と、その背景にあるアートや時代性、そして2025年のミャクミャクとの違いまでを深掘りしていきます。
あの頃の熱気を感じたい人も、キャラクター文化の原点を知りたい人も、ぜひ最後まで楽しんでくださいね！
大阪万博1970のキャラクターは何だったのか？
大阪万博1970のキャラクターは何だったのか？について解説していきます。
それでは順番に見ていきましょう！
①公式キャラクターは存在したのか？
まず気になるのが、「1970年の大阪万博に公式キャラクターは存在したのか？」という点ですよね。
結論からいうと、現在のような“公式マスコットキャラクター”という概念は、当時にはほぼ存在していませんでした。
1970年の万博は「人類の進歩と調和」をテーマにしており、キャラクターよりも未来感・科学技術・国家の威信といった要素が前面に押し出されていました。
そのため、「公式キャラ」という位置づけのものは明確にはなかったんです。
ただし、いくつかのグッズや資料には“キャラ風”のデザインが使われていて、後の世代がそれを「キャラクター的存在」と捉えるようになった、という感じですね。
今みたいに「マスコットを前面に出して盛り上げる」っていうノリではなかったのが時代を感じさせます。
②太陽の塔はキャラクター扱いだったのか？
1970年万博の顔といえば、やっぱり「太陽の塔」ですよね！
この太陽の塔が実質的なシンボル、つまり“キャラクター的ポジション”を担っていたと言っても過言ではありません。
作者の岡本太郎は、太陽の塔に「過去・現在・未来」の時間軸を象徴させる顔を３つもつけるなど、非常にメッセージ性の強い造形にしました。
当時の来場者にとっては「怖い」とか「不思議」といった印象も強かったようですが、圧倒的な存在感から“印象に残るキャラ”的な位置づけだったんです。
現代的な感覚で見ると、太陽の塔は「アート作品」としてだけでなく「ゆるキャラの原型」的な存在とも言えそうですよね。
今でもLINEスタンプやグッズ展開があるのも納得です。
③ポスターやグッズに登場したデザイン
万博の会場で販売された記念グッズやポスターには、今見ると「キャラっぽい」デザインがたくさん使われていました。
例えば、公式ガイドブックやチケットの一部に登場する“抽象的な人間の顔やロボットのようなモチーフ”は、現代の目から見るとマスコット的な存在です。
また、企業パビリオン（特に日本企業）の宣伝用チラシや風船、缶バッジなどにも、今でいう“非公式キャラ”っぽいイラストがたびたび登場しています。
ただし、どれも「名前があるわけではない」「一貫したデザインルールがあるわけではない」といった特徴があり、あくまで一時的・広告的なビジュアルだったんですね。
それでも、当時の人たちにとってはそれらの絵柄やデザインが、記憶に残る“象徴”だったことは間違いありません。
④当時の来場者の記憶やエピソード
実際に大阪万博に行ったことのある人たちの話を聞いてみると、太陽の塔だけでなく、様々な“印象に残ったキャラクター的存在”のエピソードが出てきます。
例えば「ロボットが手を振ってくれたのを今でも覚えてる」とか、「変な顔の風船が怖かった」とか、子どもながらに強く印象に残るビジュアルがあったみたいです。
これはまさに、今のキャラクター文化に通じる“ビジュアルの力”ですよね。
また、当時の記録映像や写真を見ると、子どもたちがロボットの模型と写真を撮っていたり、企業ブースのマスコットと楽しそうにしている様子が映っています。
公式キャラではなかったかもしれませんが、“キャラ的存在”は確かに会場にあったんです。
昭和の記憶って本当に味わい深いですよね〜！
大阪万博1970のデザインとアートの魅力５選
大阪万博1970のデザインとアートの魅力５選について解説していきます。
デザインの側面から万博を振り返ると、当時の情熱や未来へのまなざしが見えてきますよ〜！
①岡本太郎と太陽の塔の誕生秘話
大阪万博といえば、やっぱり太陽の塔！
この象徴的な建造物を生み出したのが、芸術家・岡本太郎です。
彼は「人類の進歩と調和」というテーマに対し、真っ向から挑むような、独自の哲学を注ぎ込みました。
太陽の塔には、「未来」「現在」「過去」を象徴する3つの顔がついていて、それぞれが時間の流れを表しています。
実は、当初の設計案には太陽の塔がなかったのですが、岡本太郎の強い主張で急遽中央に設置されることになったという裏話も。
このような“反骨精神”もまた、アートとしての魅力のひとつですよね。
「芸術は爆発だ！」という彼の名言も、この万博での活動から生まれたんです。
②テーマ館のビジュアルコンセプト
太陽の塔が立っていたのは、「テーマ館」の中央。
このテーマ館全体がひとつの巨大なアート空間として設計されていました。
建築家・丹下健三の構想のもと、空間そのものが“人類の進歩”を体験する道筋となっており、まるで未来に迷い込んだようなデザインでした。
天井や壁には映像が投影され、スモークや音響で幻想的な演出が行われるなど、まさに“マルチメディア空間”の先駆けだったんですよ。
今のテーマパークのような演出が、50年以上前にすでに実現されていたと思うと驚きですよね！
③海外パビリオンのマスコット的存在
海外からの参加国はなんと76カ国！
その各国パビリオンには、それぞれの文化や技術をアピールするためのユニークな演出がたくさんありました。
中でも印象的だったのが、国によってはマスコット的なキャラクターや人形、ロボットなどを設置していたこと。
たとえばソ連館では未来的なロボットアームが展示されていたり、アメリカ館では月の石を紹介するためのアニメ映像が流れていたりと、それぞれが“国の顔”として機能していました。
キャラクターというより「象徴」的な存在ですが、それぞれの国の“ブランディング戦略”が垣間見える部分でした。
子どもたちに人気があったのは、やはり動く展示やロボットたちだったようですね〜。
④記念グッズに使われたキャラ風デザイン
万博の魅力のひとつが、おみやげやグッズの豊富さ！
記念切手やバッジ、旗、トートバッグ、さらには当時の子ども向け雑誌の付録など、さまざまなところで“キャラ風”デザインが活躍していました。
特に太陽の塔をモチーフにしたミニフィギュアや、アニメ調にデフォルメされた各パビリオンのイラストは、今見るとめちゃくちゃオシャレでレトロかわいいんです！
最近ではそれらの復刻グッズが販売されることも増えていて、当時を知らない世代にも人気が高まってますよ。
今見ても色褪せないデザインセンス、ほんとすごいです！
⑤当時のパンフレットやチケットのアート
最後は、公式パンフレットやチケットに使われたアート。
万博の公式ガイドブックには、ビビッドな色使いや幾何学的な模様が多く登場し、まさに“レトロフューチャー”といった雰囲気。
特に、1970年代の近未来感を前面に押し出したデザインは、今見ても十分に通用する完成度なんです。
チケットや入場証には「EXPO’70」のロゴとともに、シンプルながら印象的なグラフィックが使われていて、デザインファンの間でも人気のコレクターズアイテムになっています。
こういうところから、当時の熱狂や時代の空気感が伝わってくるのが面白いんですよね〜。
大阪万博の象徴「太陽の塔」はなぜ愛され続けるのか
大阪万博の象徴「太陽の塔」はなぜ愛され続けるのかについてお話ししていきます。
それでは、太陽の塔の不思議な魅力に迫っていきましょう！
①異様な存在感とメッセージ性
まず第一に、太陽の塔が放つ「異様な存在感」、これは他に代えがたいものがあります。
全高約70メートル、まるで生きているかのような“顔”が三つもある塔って、普通に考えたら意味不明ですよね（笑）
でもそこが逆に、見る人の想像力をかき立ててくるんです。
岡本太郎は「芸術は人を驚かせ、揺さぶるものであるべき」と語っていて、まさにその思想が体現されてるのが太陽の塔。
上の顔「未来」、正面の顔「現在」、内部の「過去」と時間軸を象徴する構成もまた、哲学的で考えさせられます。
何度見ても「よくこれを万博のシンボルにしたな…！」っていう驚きがありますよね。
②SNSで再評価される理由
ここ最近、太陽の塔ってSNSでめちゃくちゃ注目されてるんですよ。
特にInstagramやX（旧Twitter）で「#太陽の塔」で検索すると、若い人たちの投稿がずらーっと出てきます。
その理由は、写真映えするビジュアルと、“謎の力強さ”がウケてるから。
レトロブームの影響もあって、「昭和なのに未来っぽい」という独特の世界観が評価されてるんですよね。
さらに最近は、ライトアップやプロジェクションマッピングイベントも開催されていて、夜の太陽の塔がめちゃくちゃ幻想的なんです。
「なんか分からんけどすごい」と思わせるビジュアルって、SNS向きですよね～！
③太陽の塔グッズの人気
実は、太陽の塔ってグッズ展開もめっちゃ充実してるんです！
例えば、ミニチュアフィギュア、Tシャツ、マグカップ、LINEスタンプ、ポストカードなどなど。
中でも人気なのが、“かわいくデフォルメされた”太陽の塔キャラ。
怖い顔してるのに、なんかキュートに見える…このギャップがたまらないんですよ（笑）
また、大阪・万博記念公園のオフィシャルショップやオンラインストアでは、限定グッズも販売されていて、ファンの間では争奪戦になることも。
「なんでこんなにグッズ化されてるの？」って思うけど、それだけ多くの人に“愛されてる証拠”ですよね！
④アートとしての評価と展示
芸術的な側面から見ても、太陽の塔は高い評価を受けています。
もともとが芸術家・岡本太郎の作品なので、美術界からの注目度は非常に高いんですよね。
2018年には内部公開が再開され、塔の中にある「生命の樹」も一般公開されました。
この生命の樹には、38体の生物の模型が取り付けられていて、人類の進化を視覚的に体験できる展示になっています。
それ以外にも、美術館や現代アートの企画展で「太陽の塔」が取り上げられることも増えてきました。
もはや、万博の遺産を超えて「日本を代表する現代芸術の象徴」になっているんですよ。
ほんと、今も昔も人の心を動かし続けてるってすごいですよね〜！
大阪万博1970のキャラと2025年万博の違い
大阪万博1970のキャラと2025年万博の違いについて解説していきます。
半世紀以上の時を経て、万博のキャラクター観も大きく変化してるんですよ〜！
①2025年万博のミャクミャクとの比較
2025年の大阪・関西万博には、すでに公式キャラクター「ミャクミャク」が登場していますよね。
このキャラ、最初に見たときは「なんじゃこりゃ！？」って思った人も多いはず（笑）
でも、その奇妙さとインパクトで一気に話題になりました。
ミャクミャクには“赤い細胞”と“青い水”という2つの要素が合体したという設定があり、「いのちの連続性」がテーマなんです。
つまり、現代ではキャラクターにもちゃんとした「バックグラウンドストーリー」があって、万博の理念とつながってるのが特徴なんですよね。
一方、1970年の万博には「明確なキャラクター」が存在していたわけではなく、太陽の塔が象徴的存在でした。
この点からも、“現代の万博はキャラクターに意味を持たせる時代”なんだと分かります。
②時代背景の違いによるデザイン思想
1970年のデザインは、未来志向・機能美・合理性が強く意識されていました。
建築、アート、展示のすべてが「人類の進歩と調和」という大きなテーマを表現するために設計されていたんですね。
キャラクター的な要素は“添え物”というより、“おまけ”程度の扱いだったんです。
それに対して2025年万博では、ミャクミャクのように「ビジュアルで共感を呼ぶ」「親しみを感じさせる」ことが重視されています。
時代が変わり、価値観も“堅い理想”から“感性で伝える”方向にシフトしているのが見て取れますよね。
③子ども向けマスコットの存在の有無
もうひとつ大きな違いが、「子どもに向けたキャラクター展開」の有無です。
1970年当時、子どもたちを楽しませるためのマスコットキャラはほとんど存在していませんでした。
展示物に触れる、ロボットを見る、といった体験そのものが新鮮で、キャラに頼る必要がなかったんですよね。
でも現代では、子どもたちの心をつかむ「見た目・設定・グッズ展開」が重要。
ミャクミャクはぬいぐるみや絵本、アニメ化も視野に入れたプロモーションが展開されていて、親子連れをターゲットにしています。
このあたりの差が「子どもたちが持ち帰る記憶の形」も変えてる気がしますよ〜。
④世界観のつくり方の進化
最後に注目したいのが、「世界観の構築力」です。
1970年は、万博そのものが“異次元の未来空間”でした。
会場全体が驚きの連続で、訪れるだけで「新しい世界を体験できる」感覚があったんです。
一方、2025年の万博では、会場の前にキャラクターやストーリーが“導入役”となって世界観を形成します。
ミャクミャクの存在が、テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」への導線になってるんですよね。
つまり今は「来場前から物語が始まっている」時代なんです。
これはまさに“キャラが主役級”になっている証拠ですよね〜！
大阪万博1970のキャラクター資料やグッズを手に入れる方法
大阪万博1970のキャラクター資料やグッズを手に入れる方法について紹介していきます。
50年以上前の万博グッズや資料、どうやって手に入れるのか？その方法をお教えしますね！
①古本・オークションサイトを活用する
もっとも手っ取り早くて確実なのが、古本屋さんやネットオークションを活用する方法です。
特に「ヤフオク」「メルカリ」「ラクマ」などには、大阪万博1970関連のチケット、パンフレット、ポスター、バッジなどが頻繁に出品されています。
状態にもよりますが、価格帯は数百円〜数千円程度とお手頃なものも多いんですよ。
また、「まんだらけ」などの古書専門店では、アートブックや当時の公式資料集が揃っていることもあります。
検索するときは「EXPO’70」「大阪万博 記念品」「太陽の塔 グッズ」などのキーワードを入れるとヒットしやすいです。
タイミングによってはレアアイテムにも出会えるかもしれませんよ～！
②大阪の博物館や展示イベントで探す
大阪を訪れる機会があるなら、現地の博物館や記念施設もおすすめです。
特に「EXPO’70パビリオン（万博記念公園内）」では、当時の資料や映像、展示物を見ることができます。
ここでは太陽の塔に関する貴重な資料や、実際に使われた看板・制服・ポスターなども展示されていて、ファンにはたまらない空間です。
また、期間限定の特別展示やイベントでは、復刻グッズが販売されることもあります。
現地でしか手に入らないアイテムもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね！
③記念グッズ復刻品に注目する
最近では、当時のデザインをもとにした「復刻グッズ」が続々と登場しています。
たとえば、「太陽の塔 ミニチュアフィギュア」や「EXPO’70マグカップ」などが、オンラインショップやアート系セレクトショップで販売されています。
特に人気なのが、当時のロゴや配色を忠実に再現したレトログッズ。
復刻とはいえ、現代技術でつくられているので品質も高く、普段使いもしやすいんですよ。
「昭和レトロ × ポップカルチャー」が好きな人にはたまらないアイテムばかりです。
④万博記録映像や図録をチェックする
グッズや実物が手に入らなくても、当時の空気感に浸る方法はあります。
それが「記録映像」や「図録・写真集」をチェックすること。
NHKや毎日新聞社などから、万博を記録した映像作品やドキュメンタリーがDVD化されていて、Amazonや図書館などで視聴できます。
また、公式図録（オリジナルも復刻版もあり）には、展示物やポスター、会場写真などが多数掲載されていて、ページをめくるたびに昭和の熱気を感じられます。
目で見るだけでも、まるで“タイムスリップ”したような気分になりますよ〜！
まとめ｜大阪 万博 1970 キャラクターの魅力と今に続く影響
| 大阪万博1970のキャラ的存在 |
|---|
| 公式キャラクターは存在したのか？ |
| 太陽の塔はキャラクター扱いだったのか？ |
| ポスターやグッズに登場したデザイン |
| 当時の来場者の記憶やエピソード |
1970年の大阪万博には、現在のような「公式キャラクター」は存在しませんでしたが、太陽の塔を筆頭に“象徴的存在”が確かに存在していました。
キャラ風のデザインや、記憶に残るロボットたちは、当時の人々の心に強く刻まれ、今なお語り継がれています。
2025年のミャクミャクのような現代的キャラクターとは異なり、70年万博の“キャラ”たちは、時代を超えてアートとして再評価されているのが印象的です。
グッズや資料を通して過去に触れることで、昭和の情熱や未来への夢を再発見できるはず。
