「願書を間違えてしまった…もしかしてこれって不合格になるの?」そんな不安を抱えていませんか?
大学や専門学校などへの入学願書は、自分で記入する大切な書類だけに、ちょっとしたミスが気になりますよね。
でも安心してください。ほとんどの場合、願書の記入ミスが直接的に合否に影響することはありません。
ただし、訂正方法に問題があると「願書不備」として受理されないこともあるため注意が必要です。
この記事では、「願書のミスで本当に落ちることがあるのか?」という疑問に答えるとともに、正しい訂正の手順ややってはいけない修正方法についても分かりやすく解説しています。
願書提出の不安を解消して、本番の試験にしっかり集中できるよう、一緒にチェックしていきましょう。
願書を間違えたら本当に落ちるのか?
「願書を間違えたら落ちるのでは?」と不安になる方は多いですよね。
この章では、入学願書のミスが合否にどう影響するのかについて、実際の選考プロセスとあわせて解説していきます。
願書のミスが合否に影響するケースとは
基本的に、願書の記入ミスだけで不合格になることはありません。
なぜなら、多くの学校では、願書の受付と選考を別の部署が担当しているからです。
例えば、受付事務が願書にミスがあったことを確認しても、それが選考委員に伝わることは通常ありません。
したがって、「願書のミス=不合格」という心配は基本的に不要です。
| 状況 | 合否への影響 |
|---|---|
| 氏名の誤字 | 基本的に影響なし |
| 生年月日など重要項目の誤記 | 訂正されていれば影響なし |
| 訂正印が押されていない | 不備として差し戻される可能性あり |
訂正印を使った願書は問題ない?
記入ミスに対して、二重線と訂正印で修正された願書は、ほとんどの学校で正式に受理されます。
重要なのは、訂正方法が正式なルールに沿っているかどうか。
訂正印が押されていない、もしくは訂正箇所が分かりづらい場合は、願書が不備として扱われることがあります。
ただし、提出後にミスに気づいた場合も、学校に問い合わせれば柔軟に対応してくれるケースが多いです。
願書の正しい訂正方法を徹底解説
間違えたとき、どんなふうに訂正すれば良いかを正確に知っておくことが重要です。
この章では、文字の修正方法や訂正印の使い方、ハンコを間違えた場合の対応まで、正しい訂正手順を具体的に紹介します。
文字の訂正手順と注意点
文字を間違えた場合、まず行うべきは二重線での訂正です。
そして、その二重線の上に訂正印を押し、空きスペースに正しい文字を書きます。
訂正印は必ず朱肉タイプの印鑑を使用し、シャチハタは使わないようにしましょう。
| ステップ | 手順 |
|---|---|
| 1 | 誤字部分に丁寧に二重線を引く |
| 2 | 二重線の上に訂正印を押す |
| 3 | 空きスペースに正しい文字を記入 |
特に注意したいのは、「単語単位」で訂正すること。
一文字だけ訂正するよりも、関連する語句をまとめて修正した方が分かりやすくなります。
ハンコの訂正ミスと正しい修正の仕方
印鑑を押し間違えたときは、まずその上に二重線を引きます。
次に、その二重線に少しかかるように訂正印を押し、正しい場所に新たに印鑑を押します。
このとき、印鑑が重ならないように注意しましょう。
印鑑同士が重なってしまうと、訂正として認められず、再提出が必要になることもあります。
訂正作業は丁寧に、ミスを避けるよう心がけましょう。
| 誤りの内容 | 正しい訂正方法 |
|---|---|
| 印鑑の押し間違い | 二重線+訂正印+新たに正しい位置に印鑑 |
| 印影がかすれている | 空きスペースに再押印し、訂正印を添える |
やってはいけない訂正方法とは?
間違いを訂正する際には、形式的に正しい方法を守らなければなりません。
この章では、よくやってしまいがちな「やってはいけない訂正方法」について解説します。
修正テープや修正液がNGな理由
願書で修正テープや修正液を使うのは厳禁です。
なぜなら、修正テープを使って上から文字を書いた場合、それが誰の手によって修正されたか分からないからです。
修正テープでは「本人が訂正した」という証明ができず、改ざんの恐れがあるとみなされてしまいます。
| 訂正方法 | 使用可否 | 理由 |
|---|---|---|
| 修正テープ | × | 改ざんの可能性があるため |
| 修正液 | × | 誰が修正したか分からない |
| 二重線+訂正印 | ◎ | 正式な訂正方法 |
見た目を綺麗にしたい気持ちは分かりますが、書類の信頼性が最優先です。
見た目よりも、正しく訂正されていることの方が重要だと理解しておきましょう。
シャチハタが使えない理由
訂正印としてシャチハタを使うこともNGです。
シャチハタはスタンプ式で便利ですが、長く使ううちに印影が変形しやすいという欠点があります。
また、公的な書類では、朱肉を使う印鑑(実印・認印)が原則とされています。
訂正印を押す際は、必ず朱肉タイプのハンコを使いましょう。
| 印鑑の種類 | 訂正印としての使用 | 理由 |
|---|---|---|
| 朱肉式印鑑 | ○ | 公的書類に適している |
| シャチハタ | × | 印影が変わりやすく信頼性に欠ける |
ミスが多い場合の対処法と再発防止策
書き間違いが多くなってしまったときは、その願書を提出するのは避けた方が無難です。
この章では、ミスが多い場合の対処方法と、再発を防ぐためのコツをご紹介します。
新しい願書を取り寄せるべきかの判断基準
二重線や訂正印だらけの願書は、見た目の印象も悪くなってしまいます。
訂正箇所が3カ所以上ある場合は、新たな願書用紙を取り寄せて書き直すのがベストです。
また、記入欄に収まりきらないほど修正をしている場合や、内容が読みづらくなっている場合も、書き直しを検討しましょう。
| 状況 | 書き直しの推奨度 |
|---|---|
| 訂正1〜2箇所 | 低(訂正印で対応可) |
| 訂正3箇所以上 | 中〜高(見た目に注意) |
| 全体的に読みにくい | 高(再記入が望ましい) |
書き直す時間がなくなるのを防ぐため、願書作成は締切の2週間以上前に済ませておくのがおすすめです。
ミスを防ぐための3つの事前準備
ミスを未然に防ぐには、準備段階がとても大切です。
以下の3つのポイントを意識して、ミスのない願書作成を目指しましょう。
- 下書きを用意する:いきなり清書せず、まずはコピー用紙などで下書きを作りましょう。
- 静かな環境で書く:集中できる場所で落ち着いて記入することが重要です。
- 2人以上で確認:自分以外の人にも確認してもらうことで見落としを防げます。
準備をしっかり行えば、書き直しの手間や不安からも解放されます。
まとめ:願書のミスで合否を左右させないために
願書を間違えたときに「落ちるのでは…」と不安になる気持ちはよく分かります。
しかし、正しい手順で訂正されていれば願書のミスが合否に直結することは基本的にありません。
今回ご紹介したように、重要なのは「丁寧に訂正すること」と「やってはいけない方法を避けること」です。
修正テープやシャチハタの使用、訂正印の押し忘れといったNG行為を避けて、落ち着いて対応しましょう。
| ポイント | 対策 |
|---|---|
| 書き間違えた場合 | 二重線+訂正印+正しい文言を記入 |
| ミスが多い | 新しい願書を取り寄せて書き直す |
| 提出前の確認 | 家族や先生にもチェックしてもらう |
願書の提出後は気に病まず、次は本番の試験に向けて集中することが大切です。
大事なのは、願書のミスを「失敗」とせず、そこから「準備力」や「丁寧さ」を学ぶこと。
ミスも含めて、受験の大事なステップとして前向きに捉えていきましょう。
